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[108] Re: <note> の対象範囲の指定について
- To: sdocusersj@ml.asahi-net.or.jp
- From: ASAMI Tomoharu <dp8t-asm@asahi-net.or.jp>
- Date: 05 Sep 2000 07:40:07 +0900
浅海です。
清秀紀/SEI Hideki <seih@dig-it-all.net> writes:
> <note> で対象範囲が明確に指定できると、より厳密な註釈 (語弊
> があるかもしれません) が可能になるのではないかと思います。
なるほど、これはいいアイデアですね。
<note>はLaTeXの\footnote相当のことがしたくて作ってみたのですが、
LaTeXの文法に引きずられていたかもしれません。
「<note description="注釈">本文の一部</note>」の文法に、弱点があると
するなら、注釈の所が属性になっていることです。
属性にしてしまうと、<i>や<a>など地の文で使える方法が使えなくなってし
まいます。
実はchapterやsectionのtitle属性も同じ問題があったのですが、これは
<chapter>
<title>これは<b>タイトル</b>です</title>
</chapter>
を本仕様として、
<chapter title="これはタイトルです">
</chapter>
をその短縮形という扱いにすることで対応しました。
この方式のアナロジでいけば、「<note><description>注釈</description>
本文の一部</note>」という指定方法になります。
そしてその短縮形が「<note description="注釈">本文の一部</note>」とな
ると美しいかも。
この場合の問題は<description>というタグの導入の是非です。他にも汎用
的に使えるメドがあるなら導入しやすいのですが。
あるいは、「<span note="注釈">本文の一部</span>」&「<span><note>注釈
</note>本文の一部</span>」とした方が、<description>という新たな概念を
導入しないで済むので良いかもしれません。
この<note>の問題は、ドキュメントのメタな情報をどのように埋め込むのか、
というXMLフォーマット設計上、とても本質的なものだと思います。
ボクの最近の設計上の好みで言うと、
(1) 純粋なデータは属性
(2) 混合内容モデルのデータはメタの情報を設定する専用タグを本線に、省略
形として属性を使う
という感じです。
今回の<note>も、この方針で再設計するのが良いような気がしてきました。
余談ですが、HTML上の<note>に関しては、Dynamic HTMLを使ったtooltips的
な表示も考えています。
今回の<note>方式は、注釈対象の文字列をハイライト表示できるので相性が
良いかもしれないですね。
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あさみ@よこはま (http://www.netpassport.or.jp/~wtasami/)